中学生の子供にどうやって英語を教えるか

子供、中学2年生の英語の成績が思わしくないのでなんとかしたいと思ったわけだが、家庭でできることを考える途中プロセスをメモ書きする。

直接的な動機は、1年生の期末テストの英語の成績が50点台であったこと。
今後のことを考えると手をいれないと大変まずい。
とはいってはみても、自分も英語が得意なわけではなくどうやって教えればいいかから考えなければならない。

まず、いろいろ情報を集めてみると
1.音読
2.文法
3.英作文
の三分野をバランスよくやらないとだめらしい。
ところがいまどきの英語の教科書は「聞ける、話せる」の要素を増やしているようではあるが、英語教科に割り当てられる時間の制約を考えるとそもそも「時間的に無理」に見えてしまう。

「聞ける、話せる」を公立の中学校の教室で実現するには今の3倍とか4倍ぐらいの教師をつけない無理ではなかろうかと思う。
後は、コンピューターを高度に使った英語学習支援システムを開発するとか。
 現状では、国際的に通用する人材を育てようという気持ちはあるのだが、人件費を投入できないので「聞ける、話せる」が実現できていないと思われる。

英語のテストの点数の分布を見たことがあるが、見事に2コブラクダの形をしている。右側の高得点の山は、多分塾とか家庭教師とか通信教育とか学校以外の学習をしているグループで左側の低得点の山は学校のみで学習しているグループだと読んだ。他の教科ではこんなあからさまな違いは出ないことからすると、公立中学校の英語教授法はまだまだ改善余地が大きいといえるのだろう。

で、うちの子供をどうするかだが、クラブ活動もしており塾通いは現実的でないので家庭学習でなんとかする方向でいくことにした。

親が、マンツーマンで教えられればいいのだがそんな実力はないのでネットで探した英語ソフトや市販の教材を組み合わせでしのぐことに決めた。

まずは、教えるというより学習のスタイルだが、ALLINONEという「読み、聞く、書く」を一つの文例集でこなすやり方があると知った。
これは、教わる側の都合というより教材を作る立場からするととても楽できるのでこれでいくことにする。
また、子供の都合からは授業で触れるものを使えば負担が少なくできるので教科書書やワークなどから教材を作ることにした。
暗記もので評判がいいソフトは「ハイル」と「PSS7」だが、出来合いの問題集では中学生というレベルに合わない。
結局、これらのソフトで使う問題集については学習進度や目的に合わせて自作することにした。ALLINONEタイプで使う文例の網羅性については教科書やワークのみでは不安があるので『本多式中学英語マスター短文英単語』も加えることにする。問題作成に余裕があればだが、名詞の部分を他の単語にいれかえたバージョンも作りたい。
 最後に、文法だがこれだけは誰かが教えなければ文法というものがあることにすら気がつくはずがないので私が教えることにした。
使う教材はわかりやすさで『トコトンていねいな英文法レッスン』、網羅性の確保で『くもんの中学英文法―中学1~3年 基礎から受験まで』を海図(チャート)として選んだ。